第38章 クロイソスの弁明

The Origin of Human Society

第38章 クロイソスの弁明

ἀμείβεται Κροῖσος τοῖσιδε. ‘ παῖοὔτε δειλίην οὔτε ἄλλο οὐδὲν ἄχαρι παριδώντοι ποιέω ταῦταἀλλά μοι ὄψις ὀνείρου ἐν τῷ ὕπνῳ ἐπιστᾶσα ἔφη σε ὀλιγοχρόνιον ἔσεσθαιὑπὸ γὰρ αἰχμῆς σιδηρέης ἀπολέεσθαι. ’

クロイソスはこのように答えた。「息子よ、私は臆病さや他のどんな不名誉なことを見過ごしているわけではない。このようにしているのは、夢の中で現れた幻が、あなたが短命であると言ったからだ。鉄の槍によって死ぬだろうと。」

 [2] πρὸς ὧν τὴν ὄψιν ταύτην τόν τε γάμον τοι τοῦτον ἔσπευσα καὶ ἐπὶ τὰ παραλαμβανόμενα οὐκ ἀποπέμπωφυλακὴν ἔχωνεἴ κως δυναίμην ἐπὶ τῆς ἐμῆς σε ζόης διακλέψαι.  εἷς γὰρ μοι μοῦνος τυγχάνεις ἐὼν παῖςτὸν γὰρ δὴ ἕτερον διεφθαρμένον τὴν ἀκοὴν οὐκ εἶναί μοι λογίζομαι.’

「それゆえ、この光景(=息子の行動や様子)を見て、お前の結婚を急ぎ、さらに(他の活動に)送り出さないようにしたのです。私は警戒していました。もし私の命の間にお前を守ることができるならばと思って。お前は私にとって唯一の息子です。もう一人の息子が破滅したことを聞いたときから、彼はもはや私の息子ではないと考えています。」

「それゆえ、この予見によって、あなたの結婚を急ぎ、あなたを(他の活動に)送り出さないようにしたのです。もし私の命の間にあなたを守ることができるならばと思って。あなたは私にとって唯一の息子です。もう一人の息子が破滅したことを聞いてから、彼はもはや私の息子ではないと考えています。」